プロとしてドッグトレーナーを志す皆様へ
ドッグトレーナーという職業は、単に犬を訓練する技術職ではありません。
犬の行動の背後にある「心」を理解し、飼い主との関係性を調整し、
人と動物の共生を現場で支える高い倫理性と対人力を求められる専門職です。
近年、AIやテクノロジーがあらゆる業界に浸透し、効率化・自動化が進む一方で、
「犬と人という動物同士の関係性」においては、AIには代替できない領域が数多く存在します。
・犬の個体ごとの感情変化やトラウマへの対応
・飼い主の生活背景や感情をくみ取る対話力
・現場の空気・危険・緊張感を瞬時に判断する力
こうした繊細で高度な対応は、AIではなく“人間にしかできない領域”です。
▼ 協会が定める「プロフェッショナルトレーナー像」
- 科学的理論(行動分析・学習理論)に基づいたアプローチを理解し、実践できる
- 飼い主や社会との信頼関係を築く、高い倫理観と対人スキルを備えている
- 常に学び続け、地域・業界への貢献意識をもって行動できる
全日本ドッグトレーニング協会では、こうしたプロ像を実現するためのライセンス制度を体系的に整備しています。
● C級:初学者向け(しつけ・行動理解の基礎)
● B級:実務レベル(問題行動への応用対応)
● A級:専門指導者(多様な個体・飼い主対応、開業・講師レベル)
● 認定パートナー:育成・監修・教育指導を担う協会内最高位
▼ 資格取得後に広がるキャリアパス
- トレーニング施設・しつけ教室の開業・運営
- 動物病院やペットショップとの提携・業務連携
- 行政・教育機関・地域活動での講師登壇
- AJDTA認定教室・パートナー制度によるブランド活用
社会がどれだけ進化しても、「犬と人の絆をつなぐ力」は人間にしか担えません。
その役割を担う存在として、あなたがプロフェッショナルトレーナーを志すことを、私たちは心から歓迎いたします。